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エヌエフ43製作室  2017 ヌキテパ

魅惑の世界 1/43ミニカー作り

 
Category: らくがき  

せめてこれだけでも

3月の第二金曜日。あれからちょうど2年が過ぎた。個人的には3.11というよりも、どうしても金曜日だったことの方が印象に残っている。

あの当時、毎週金曜日には定期的に車に乗って出掛ける用事を持っていた。相手先の都合もあり、自宅を出る時刻は14:45と決まっていた。自宅から歩いて2~3分のところに停めてある車に向かう途中に、あの地震発生時刻を迎えた訳である。

忙しそうに早足で歩いていたせいだろう、こちら名古屋でもかなり揺れたはずのに(あとから聞いて知った)、その時はまったく地震そのものに気付いていない。

そして車に乗りこみ数分後、カーラジオからは東北地方で大規模地震発生の臨時報道。伝えるアナウンサーの声の様子で、それが尋常ではない地震であることは容易に伝わった。

そしてその直後、連続的に流れる地震報道が津波警戒を伝え出す。15:15ごろ、私は目的地に到着。そこにはテレビがあったが、時間的にいつもなら点いていないはずのスイッチはONになっていた。

しばしそのテレビに見入る。ちょうど気仙沼(石巻だったかもしれない)に第一波が襲う瞬間が映し出されていた。これを見た瞬間、今回の地震(津波)はただならぬスケールであることを実感(この段階ではまだ予感だったのかも)した。

その後その場所を離れ、関連した用事を済ますために一時間ほど車に乗り、そしてその後帰宅。当然の事ながらテレビ各局の夕方のニュース番組は地震報道一色。それを見ながらも、まだどこかで実感として自分の中に届いていないような気がしていた。

しかし夜9時のニュース以降、そこに映し出される映像はあまりにも生々しく凄惨なものだった。「本当にこんなことがあるのか。夢であれ」とか…真剣にそう思った。そして多くの人が亡くなられる瞬間そのものを見ているような気がして、思わす涙が出てきたのを憶えている。

昨夜もたまたま観ていたNHKの報道番組の中で、多くの人々の生活を呑みこんで行く津波の空撮映像が流れていたが、まさにこの映像こそが当日の夜に最も衝撃を受けた映像そのものだった。今でもこの様子を見ると気分が悪くなり直視できない。

何も被害を受けていない者が、ブログにこういう記事を書いている事自体不謹慎ではないかとも思ったりもする。しかし「忘れない」為にもこうした記事を残すのが自分なりに出来ることのような気もする。



阪神大震災のことも、当然の事ながら忘れる事はない。発生当時の瞬間の事もよく記憶している。ただ、なぜか1.17と言うことだけで、その日が何曜日だったかは全く憶えていない。

この記憶の違いは単なる偶然だとは思う。しかし阪神大震災を知っていたからこそ、東日本大震災に対する受けとめ方がより強いものとなったのではないだろうか。

残念な事ではあるが、人間は大変な経験すること(大きな被害・多くの犠牲者)により、その反省に基づいてでしか次の一歩に進めないことがある。大きな災害を、何も被害を受けていない立場でも強く記憶に留める。

悔しくも、残された人生で私にはそれしか出来ないだろう。

震災後丸二年を迎え、無念のうちに亡くなられた多くの犠牲者に対し、あらためてここに弔意を捧げると供に、今なお行方不明となられておられる方々、また従来とは違った生活環境の中で大変な苦労を余儀なくされておられる方々には、今までにも増してお見舞いの意を捧げるものとする。

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お久しぶりです。

いつも素晴らしい超絶テクニックと製作スピードに感心させられ、自分の模型製作のモチベーションアップになっています。

いつも被災地を気にかけていただきありがとうございます。
エヌエフさんの忘れない気持ちが1番の復興支援になると思います。
自分も3.11と言うよりも金曜日の午後という方が、印象に残っています。あの時は、単身赴任していたので、金曜日は自宅に帰れるという日なので、早く仕事を仕上げて帰る気持ちでいました。
今でも金曜日は特別な日ですね。

今は閖上で防潮堤の造成を担当しています。
3.11に今の閖上を報告しようと思っています。

まだまだ復興には程遠いですが、あの惨劇を忘れないようにして行かなきゃなりませんね。
 
>匿名さん こんばんは。
いつもありがとうございます。

我々は考えようによっては遠く離れた場所での傍観者でしかありません。
それではいけないと思いつつも、こうして節目を迎えるたびに何も出来ない自分に歯痒く思う。
気持ちだけでも大切に… いつか何かを、と思いつつ生きて行くしかありません。
でもそうすれば、いつか支えられる方も支える方も報われる時が来る様な気がしてます。

それに、こちらの方こそ、心温まるコメント、ありがとうございます。

※それと、匿名さんも体調管理の方、無理のないようしてください。
 
>トマソンさん こんばんは。
いつもご訪問頂きありがとうございます。
そしてお褒めの言葉にも感謝しております。
私の場合、作るスピードは全く自慢になりませんので、お恥ずかしい限りです^^;
でも、お互い作る立場。双方のブログで刺激し合うのはイイものですよね。

震災について、こういう記事を書きながらいつも「これで良いのか」と自問自答しながら書いてますが、トマソンさんのように実際の被害地域の方からのコメントで、あらためて自分を許す事ができ、とても感謝しております。
トマソンさんは実際に復興事業の現場におられるようで、我々には想像し得ないご苦労がたくさんあると思います。でもそうした方々の力で、必ずや新たな強い東北(三陸地方)になることでしょう。

3.11… 2011年3月11日 第2金曜日…  この日のことを、すべての日本国民が絶対忘れる事はありません。
今このときに、不用意にあらためて「頑張れ!」とは言えませんが、これから何年か後には、より強い東北に生まれ変わる事を祈っております。
ありがとうございました。
こんばんは。 
素晴らしい記事です。

記憶に留めておく事、とても大切ですよね。

人は「忘れる」事で悲しみや苦しみを和らげる事が出来るそうですが、
実際に被災したわけではない私は、忘れてはならないと思います。


震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、
被災された皆さんにたくさんの幸せが訪れる事を願っています。
 
>とむさん おはようございます。
日頃からのご訪問に感謝しております。
正直言いまして、この震災に関しては「忘れようにも忘れられない」ということなのでしょう。直接被害の有無に関わらず、人として当然の事かも知れません。
人は、いやな事や悪い事は、一晩眠るたびに少しずつ薄れて行きそしていつか消え去る。一方で、良い事やうれしい事は、夜が明けるたびにその事を思い出しながら、それを更に膨らませて行くことが出来る、と聞いたことがあります。
しかし実際にはこのような理想の心理状態なんて、そうそうあるものではありませんよね。悪き事はトラウマとなって、いつまでも脳裏に焼きつくという現実もあります。しかしそれだからこそ、次への活力にも替えられる…そう信じたいものです。
コメント頂きありがとうございます。

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Author:エヌエフ
クルマやモータースポーツにはまるで弱いのに、マニア向けのミニチュアカー作りを生業とする、チョッと変わった人生を送っています。
なぜか自転車好きでこちらの方面では、今でも熱く語ります。

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