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エヌエフ43製作室2017 セフィニ

魅惑の世界 1/43ミニカー作り

 
Category: らくがき  

カメラとペンで

残念な事に、戦争そのものは外交手段のひとつとして存在する。そしてそれを伝えるためのジャーナリズムも当然の事ながら存在する。戦場において、ジャーナリストは非戦闘員である。従って攻撃対象とはならない(はずである)。

戦闘員と非戦闘員という区別は、歴然として存在する。しかしそれは文言の上での便宜上の区別だとも言える。究極の非常事態である戦場において、それをどのように、区別、判別することが出来るのだろうか。ましてや咄嗟の事態ともなれば。

戦争にはルールがある。ことに「人道的に」という言葉のもとに、偽善的とも思えるルールは多く存在するような気がする。そしてそのルールは頻繁に破られる。全くの個人的考えだが、戦場において、ルールを守れない人間(あるいは集団)が現われるのは当然なのである。戦争とは、人間をそうした状況に落とし入れるに充分な状況なのである。だから戦争は絶対してはならないのである。正義も大義名分もないのである。

ジャーナリストとして、彼らには崇高なる正義感と供に、戦争の悲惨さ、不条理さなどを世間に訴えるようとする義務感を持っていると信じたい。しかしそこにもうひとつ、「冒険心」というものが介在してはいないだろうか。考えるにつけ、実はこの冒険心こそが正義感とか義務感の先に在るものかもしれない。

戦場ジャーナリストの戦場での死は、ときに格別に大きく報道される節がある。あまり良くない言い方だが、今回のような事件は、狂気的且つ不条理真っ只中の戦場では、その気概がプロフェッショナルであればあるほど起こり得る事態である。彼らの訃報を伝えるのも当然ジャーナリズムであるので、仲間を失う衝撃と辛さで、より大きな扱いとなるのも致し方ないが、ここはプロが扱う身内の事件と捉えて、もう少し冷静さを保つのも良いのではと思う。

遠い海のむこうで亡くなった、戦場ジャーナリストのその親族は、当然の事ながら悲嘆に暮れる。しかし肉親(あるいは相方)がこの職を志し、そして選択に至るまでの段階で、その家族の気持ちはどのようなものなのだろうか。一般的な職業とは比べ物にならない危険性は充分に理解しているだろう。という事は、つまり究極の覚悟は出来ていなければなるまい。

そして、戦場ジャーナリストと呼ばれる全ての人と、少なくともその家族は、実際には「カメラは小銃に、ペンは剣に」絶対勝てないことだけは充分に解っているものと信じたい。

このたび亡くなられた女性ジャーナリストに、ここであらためて弔意を捧げる。

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Author:エヌエフ
クルマやモータースポーツにはまるで弱いのに、マニア向けのミニチュアカー作りを生業とする、チョッと変わった人生を送っています。
なぜか自転車好きでこちらの方面では、今でも熱く語ります。

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