Archive RSS Login

エヌエフ43製作室2017 セフィニ

魅惑の世界 1/43ミニカー作り

 
Category: らくがき  

知り過ぎて損すること?

P5261932.jpg

1/43の自動車模型専門に作っているわりに、その対象となる車そのものの知識はほとんど持ち合わせていないというのが、我がエヌエフ43制作室。  知ったかぶりでしゃべっている事のほとんどは、今までに模型を作りながら覚えた事で、通常のカーマニアのように好きが故に蓄えた知識ではない。  こんなことを思うたびに、クルマ好きが高じて、結果として自動車模型に出会った方々を羨ましく思ったりもする。

P8252122.jpg

自分自身のこれまでの人生で、積極的に興味を持って何かを研究し、その道に没頭したことはあっただろうか。 思い返してみると「ほとんど無い」である。 仕事にしても趣味にしても、深く研究してその道を極めると言うことは大切だし、なにより楽しいはずである。 やっていて楽しくない趣味は有り得ないが、やっていてもつまらない仕事はあるかも知れない。 その点、私のやっているような仕事は、楽しみながら出来るといった、どちらかと言えば稀な素晴らしい仕事と言って良いはず(?)である。

P5261981.jpg

古い建築物(建造物)には僅かながら興味があるが、なにせ子供時代から社会科の勉強なんて全くダメで、歴史を学ぶという観点からすれば完全に嫌いなジャンルといえるはず。 しかしその歴史的(例えば時系列的な進化を見つめたりすること)な観点など無視して、とにかくその構造とか意匠とか、造形的な物には興味があるということである。

P8252110.jpg

そんなことを思えば、なにも古建築に限った事でなく建築物を観るのが好きなのかも知れない。 年に数回、仕事の関係(模型)で東京に行く事があるが、その時でもさっさと用事を済ませると、東京でしか見られないような超高層ビルなどを、散策を兼ねてつい見物して回っている。 本来なら模型関連の、それこそ東京のような大都会でしか出会えない何かを求めて歩き回るのが本筋かもしれないのに…。 こういうところで仕事に対する低体温が露呈してしまう、全くダメなヤツである(笑)。
 
P5261957.jpg

つい先日、東京スカイツリーの1/700プラモデルが発売されるとの報道を聞き、瞬間的に反応したのも建築好きの証かもしれない(笑)。 このプラモデル、単に完成状態を再現して楽しむだけでなく、なんと建設工事用のタワークレーンまで付属していて、工事途中の様子も楽しむことが出来るとのこと。 そんなの聞くと益々物欲に駆られるが… しかしその値段を聞いてビックリ! なんと4万円超とのこと。 さすがにメーカー側としてもプラモ離れしている今時の子供相手ではなく、ある意味オトナ買いできる世代をターゲットにした価格設定なのがビンボー人の我が身にはちと辛い(笑)。

P8252129.jpg

いつも同じような話になるが、ここでまた自転車の話となる。 模型にしても建築にしても、ジャンルこそ違え「物作り」の範疇になるのは間違いない。 そういう観点からすれば、私が一時期のめり込んだ自転車というジャンルも物作りとして捉える事ができる。 自転車をただ単にサイクリングで楽しむ方法もあるが、走る道具として自転車そのものを作り上げる楽しみがある。 これまで自転車マニアとして12台ほどの自転車(またはフレーム)に乗って来たが、そのうち6台のフレームは自分自身で寸法決め(設計)したものだった。 こういうことは一般のから見てピンと来ないことかもしれない。

P5261854.jpg

自転車という乗り物は単純なようで実は案外奥が深い。 体格に合わせてフレーム各部の寸法を決めるくらいの事は概ねどなたにも解るかと思う。 しかしそれを少しでも速く楽に走らせようとすれば、それなりに理論が付いて来るのは当然といえば当然。 寸法や角度の微妙な違い、さらには使用材料の特性などで、ハンドリングや乗り心地の違いを体感できるのは、ある意味自転車の最大の楽しみかもしれない。 

P8252074.jpg

自転車フレームの設計をした経験があるとは言え、実際にはやはり自分で走るのが最大の楽しみだった訳で、言い方を変えれば「机上論」と「現場」の両方を楽しんでいたということになる。 よく言われる事に、クリエーターとしては現場をあまり知らない方が良いという話を聞くことがある。 現場を知ること(現場の立場で考える)でクリエータとしての自由な発想がスポイルされてしまうと言う事だろう。 ただちょっと不思議なことに、有名な自転車フレームビルダーには結構な割合で元選手(プロアマ問わず)が多いのも事実。 この世界に関しては「現場」を知っていた方が有利という事なのだろうか。

P5261946.jpg

20世紀最大の建築家ル・コルビジェ曰く… 「私は現場を知らぬからこそ、多くの素晴らしい作品を残すことが出来た」  これは僅かながら建築を学んだ者として、心のどこかに染み付いた言葉である。 比較するのは全く馬鹿げている(荒唐無稽過ぎて)かもしれないが、もし今コルビジェが生きていたならE・メルクスやらインターマックス今中代表らと対談してもらうのも面白そうである(笑)。 それと… 全くの余談だが、ミノル・ヤマサキが存命したとして、あのN.Y.貿易センタービルの「崩壊現場」見てどう思っただろう。

P8252157.jpg

今回は奇しくも自分自身、没頭出来た事は殆ど無いかもなどと言いつつ、実は未だに自転車バカかもしれないという事を再認識してしまうような話になってしまった。 
エヌエフ43制作室のエヌエフはクルマの事は殆ど知らない。 だからこそ自由に好きなやり方でやっている。 そこが何となく面白い… そんな風に言われる日が来るとすれば… それはもはや1/43自動車模型界崩壊の時かもしれない(笑)。

スポンサーサイト


 
ヘタに自動車(レーシングマシン)に詳しいと逆に発想(工作)範囲を狭めそうですよね。良く分からないからこそ色々なアイディア(アプローチ)で作れるんじゃないですか?知り過ぎるとウンチクを垂れたくなりますからね・・・。
 
こんばんは

何時もながらの素晴らしい仕上がりは溜息ものです。
今度お会いした時に拝見したいと思いますが既に嫁ぎ先が決まっているんでしょうね。
またタイミングが合えば是非見せて下さい。

タワーの模型は気になりますね。
かなり精巧なモデルの様でタワー開発者も納得の一品らしいく制作は初心者でも1週間から10日で完成するらしいです。

自分の部屋に置くには少々大きいかも。

 
ご無沙汰をしております。いつも拝見し癒されてます♪
マルボロカラーのマクラーレンはやはり良いですね!
自分が夢中になったカラーです。
塗装も素敵です!今見ても色褪せない造形美は
忠実に再現されているからでしょうね。
本当凄いです!
祝!完成。 
いいですねー。マルボロカラー。

私は中途半端な知識しかありませんから、
何とも言えませんが、運転するのは好きですね。
これは子供の頃から変わりません。
いつになっても乗り物が好きなんですね。

ただ、電車はなぜか嵌らないです。
 
二台同時に完成公開というのは珍しいですね、お疲れ様でした。
ここでいつも思うのですが「お疲れ様」と言うべきか「おめでとうございます」と言うべきか、ブロの方は完成させることがお仕事ですから「お疲れ様」ですかね、「おめでとうございます」の方が嬉しい気もします。余分ごとでした。

いつもながらすばらしい、そうにすればこう、なんと言いますか「あるべきものが自然とそこにある」不自然さの全くない完成品ができるのか、車のことを解らなければなかなかこうは行きませんよ!。

スカイツリーは私も興味あります。
 
お疲れ様でした。
違う時代の違うコンストラクターの2台を比べて見てみるのも興味深いですね。

最近の若いデザイナーはプロダクションの知識が半端で、
実際にありえないスケッチを描いている事に嘆いていた私には、
ル・コルビジェの言葉は目から鱗でした。
変に概念を抱いていては新しいデザインは生まれては来ませんね。
実現できない物を実現できるようにしてやる事が私の仕事かもしれません。

建築物の模型が流行ってるようで、帰国した際に雑誌で特集を見ました。
木造軸組構法を学ぶ製作キットなんてのもあり、是非作ってみたくなりました。
みなさんおはようございます そしてコメントありがとうございます 
>ノブさん
私の場合、単に目に映るものをそのまま再現できれば、という単純な発想です。 だからクルマという機械の理屈は、二の次になっちゃうんでしょうかね。


>Ws43さん
いつもお褒めの言葉ありがとうございます。
一台はもうすでに手元にはありませんし、もう一台も週明け早々に旅立ちの予定です。 当方としてもなかなか出来たてホヤホヤをご覧に入れられないのがちょっと残念です。
スカイツリーのプラモ、接着剤不要のパチパチキットだそうですね。 ネットで見ましたがLEDのイルミネーションが素晴らしい。 高さ900ミリ程度ですので、Ws43さんの部屋なら余裕で飾れると思いますよ。 でもちびっ子怪獣に襲われるかも^^


>masaakiさん
お久しぶりでございます。 お元気にやっておられますか^^
いつもご賞賛いただき誠にありがとうございます。
マルボロの赤白カラーは、なにかこう、日本人の感性に沁みると言いますか…
永遠不滅の人気ですよね。 私も大好きなカラーリングです。


>とむさん
クルマに限らず、中途半端具合なら私も誰にも負けません。
結果うまく行かない事ばかりで、人生泣きを見てます^^;
クルマの運転にもちょっと飽きが来て、今後は電車使って歩き中心の旅してみたいな~なんて思うようになっちゃいました。
ちょっと老け込み過ぎですかねぇ^^;


>まるおさん
いつもありがとうございます。
今回はたまたま2台同時のタイミングとなってしまいました。(にぎやかでイイでしょ^^)
それと、お言葉を頂けるだけでも充分にありがたいので、ねぎらいだろうがお褒めだろうが、全てに感謝です。(突っ込みだって嬉しいんですから^^)
模型作りにおいて「不自然さが無い」というのは大切でしょうが、私の場合、実はそこが一番怪しいかも。(騙されないようにして下さいよ^^)
スカイツリー、きになりますよね。 まるおさん一つ作られて披露して下さいませんかね。
私ですか? 小さいのなら買えるかも^^;


>k5さん
毎度どうもです。
k5さんのようなプロのカーデザイナーからこのようなコメントを頂くたびにちょっと緊張しちゃいますよ^^;
昔から自動車雑誌に載っているイメージスケッチを見る度に、本当にこんなスタイリングで登場したら凄いなと思いましたが、最近はそのイメージスケッチに近い感じがする物もあり、それゆえに過剰に期待してしまったりします。
ジャンルを問わず多くの先人たちの言葉にオマージュされ、アンスピレしながら人間は進化して行くのでしょうね。
日本の古い建築模型は個人的にも興味津々。 京都奈良の名刹古刹などで見られる木製の軸組み模型は、見る度にワクワクします。 スカイツリーのようなハイテク建築も五重塔の芯柱工法に共通するものがあり、そういうことを思い描きながら建築模型を楽しむのも良いですね。
 
おはようございます。MP4/8、150°共にいつもながら素晴らしいです! 僕もいつかはエヌエフさんのような完成品を作りたいと思うのですが無理そうです・・・(泣) と言うことでいつかご依頼したいなんて思ってしまいます。 スカイツリーのプラモは4万超えですか~。最近のプラモデルは比較的大人向けのリアルで高価な物が出てきますね! 結構引かれてしまいますが、作る時間もないので諦めちゃいます・・・。 最近僕の周りや僕自身自転車ブームです、今度ゆっくり自転車話聞かせてください。
 
>マッツさん こんばんは。
いつもご評価の言葉ありがとうございます。
既にプロの道を歩み出したマッツさんからご依頼頂くなんてこと…あるんですかねぇ^^; もしそんな事になれば、やり難くて仕方なかったり…でも大サービスで作らせて頂くかも^^
高さ90センチのスカイツリーの4万円には少々引いてしまいますよね。 でもお金と時間に余裕があれば、たまにはこうした別ジャンルの模型も楽しそうですよね。 マッツさん是非挑戦して下さいよ。
自転車のことならお任せください。 でもウンチク言い出したら長いですよ~^^
しかしマッツさんも自転車マイブームだったとは知りませんでした。 
 
遅ればせながら完成お疲れ様でした。150°イタリアはハイトもばっちりですね。私が見つけたシートベルトの画像は全部ブラックに見えましたので黒で塗っちゃいました(涙)。根気よく探さないとだめですね…。
 
>GASさん こんばんは。
150°イタリアはGASさんもほぼ同時期やってた事になりましたね。 私の場合完成超遅かったですが^^;
最近著しく精度が高まったタメオのキットですが、車高だけは少々バラつき有りで要チェックポイントでしょうかね。 
今回のシートベルトの件は、赤黒が確実な物かどうかは判然としません。 ただ昨シーズンのF10の時から、タメオのインストは黒だったのにメーカー完成品として発売された物は赤でしたので、何となく不信感を持っていました。
このあたりはイタリアメーカーらしいアバウトさがあるので怖いですね。
こんばんは。 
こんばんは。いつもコメントありがとうございます。

素晴らしい出来栄えの数々。 それも1/43を感じさせない作り凄いです。

バイクモデルの見せ場、サイレンサー、エキパイの焼け跡表現が一番難しいで

す。一発勝負でやら無いとダメになります。まだ日々勉強です。これが面白い

のですが。エヌエフさんのブログ、いつも楽しみにしていますので、

これからも宜しくお願いします。
 
>ryou904さん おはようございます。
こちらこそいつもありがとうございます。
一番難しいところとおっしゃいながら、そこをズバっと決める。凄い!
様々な表現方法を考えながら楽しむ模型作りは本当に奥が深いですよね。
こちらこそ宜しくです。 お互い頑張りましょう! 

LEAVE
'A'
COMMENT






10-2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

09   11

プロフィール

エヌエフ

Author:エヌエフ
クルマやモータースポーツにはまるで弱いのに、マニア向けのミニチュアカー作りを生業とする、チョッと変わった人生を送っています。
なぜか自転車好きでこちらの方面では、今でも熱く語ります。

FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード