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エヌエフ43製作室2017 セフィニ

魅惑の世界 1/43ミニカー作り

 
Category: スポーツ  

走りモノ


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先日テレビの地上波でジロデイタリアを紹介していた。 それも一般視聴者が普通に観るであろう『世界ふしぎ発見』というメジャーな番組でのこと。 同じ自転車レースでもツールドフランスは度々取り上げられる事もあるが、このジロが日本の地上波テレビ番組で取り上げられるのは、大変珍しいのではないだろうか。

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番組ではクイズ形式でそのレースに絡む問題を出し、一般の方々にも解り易く説明していた。 またイタリア各地をレースの足取りと共に巡り、観光名所として紹介しているのも魅了的だった。 さらに今年のレースでただ一人の日本人選手としてエントリーしている別府史之選手にもスポットを当てているのも、日本の一般視聴者には大きなアピールポイントだっただろう。 ただ今年のジロはおそらく歴史に残るであろう最悪のエピソードが有ったのだが、さすがにそこは一般視聴者向けにはふさわしくないということで全く触れられることなく、レースそのものの楽しみ方だけを紹介していた。

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さて、ちょっと前置きが長くなってしまったが、このジロやツールに代表される自転車レースは、紛れもなく「走りモノ」の代表格(だと、個人的に思っている)。 欧州では古くからこの「走りモノ」に多くの人気が集まる。 きょうはそのあたりの「なんで?」について考えてみる事にしよう。

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自転車と共に欧州ではメジャーなモータースポーツ。 モータファンの立場からすれば、これぞ真の「走りモノ」と主張される事だろう。 しかし歴史的に観てその古さ、あるいは歴史の長さから観れば自転車は当然自動車の前。 まあどちらもワッパの付いた物を使ってスピードを競う点では、単に同一線上のものであるかもしれない。いずれにせよ欧州民族は「転がす」のがお好きなようである。

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「転がす」といえば、「走りモノ」というよりは的確かもしれないような気もする。 純粋に走って着順を競う競技の中で、もっともシンプルなのは言わずと知れた陸上競技。 私個人の勝手な印象では、この陸上競技というものはあまり欧州での人気は高くないような印象。 やはり「マシーン」を使わない、それもワッパを転がさないと、いくら走りモノとは言え欧州人にはつまらないのだろうか。 研究し尽くされたオーダーメイドの陸上用シューズも立派な「マシーン」と言えそうなのに(笑)。

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自動車ラリー、自転車ロードレース、F1、ル・マン、バイクロードレース… これらの競技の共通点はいずれも左右どちらにもハンドルを切らなければならないコースを使う。 一方で、インディカーレースとかバイクのダートトラック競技 自転車のトラック競技など、オーバルコースをくるくる回るタイプの競争は、どちらかと言えば欧州では人気が薄い。 かつては自転車競技の華と呼ばれたスプリント種目(かの中野浩一の時代)も、今では完全にその座をロード競技に取って代わられてしまっている。

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そういうことを思えば、エンジン付きとエンジンなしの両者とも、人気の点では共通性があると言えそうである。 エンジンなしの走りモノと言えばウインタースポーツにも同じような性質の競技は多く存在する。 個人的には自転車好きゆえに、スケートのトラック種目は大好きである。 これは走りの性質、ルールなどにも共通性が多いからだと思う。 特に前回冬季五輪で話題となったチームパシュートは、自転車種目にも全く同じものが古くから存在している。

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同じウインタースポーツでも、クルマ好きの方々なら“ボブスレー”は外せないのではないだろうか。 『氷上のF1』とは、まさに言い得て妙なり。 マシンの疾駆する姿やヘルメット姿の選手は、まさにモータースポーツ顔負けで、欧州での強い人気も頷ける。 ミニチュアカー作りをしている立場で言えば、1/43でこのボブスレーをキット化してくれれば楽しそうなのに、などと思ってしまう。 もちろん躍動感にあふれた4人(または2人)の選手のフィギュア付きで、スタートダッシュの瞬間を再現できたら最高に楽しいに違いない。 商品価値も充分にありそうである。

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しかしボブスレーには車輪は無かった。 それでもそれなりに人気があるということで、もうひとつ思い出した。 水上のF1、パワーボートである。 このジャンルは日本では殆ど認知度は無いと言えるだろうが、かつて有名F1レーサーも、F1引退後にこのパワーボートに転向したという話も聞いたことがある。 模型の世界でも、1/43カーモデルキットで有名なプロバンス・ムラージュがいくつかのボートマシンをキット化していたと思う。 つまりこれも走りモノの一つとして、欧州での人気の高さを示しているようだ。
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いつもの癖で、こういう話をし出すと全く取り留めなくなってしまうので、このあたりで切り上げるとするが、人間とはスピードを競う事が好きな動物である。 歩くより走る、走るなら車輪付き、車輪付きならエンジン付き、というようにどんどんスピードを追求するようになる。 走りモノの競技としての最高峰はF1かもしれないが、化石燃料資源の有効活用、あるいはCO2問題などを考えれば、これも限界があるかも知れない。 かと言って、原子力自動車のレースだけは絶対に生まれないように祈りたい(笑)。



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いよいよ完成しましたね・・・マシーンという言葉を広義で捉えれば、フィギュアスケートのシューズも自転車のロードレーサーも全てマシーンですもんね。誰にでも操れるように見えて、実際はその人だけが操れる特別なもの。その意味で言わせてもらえればエフエヌさんのモデルも間違いなくスペシャルなマシーンですね。
祝 完成! 
こんばんは!

かっこいいですねー、これ。
ヌメっとした感じがまたいいです。

ジロデイタリア、見ましたよ!…会社で(汗)。
最悪のエピソードは何か分かりませんが、
新聞紙が重宝がられるなど、へぇ~が結構ありました。

しかし、トップスピードはかなり速いんですよね。
追走するバイクやクルマがめちゃめちゃ速かったです。
 
おはようございます、完成お疲れ様です。
こういったメインストリームから外した選択をされた依頼者の方に感心させられます、
おかげで貴重な物を見ることができました。

50~60年代のウーパールーパー顔の車が好きです。
 
>ノブさん おはようございます。
私の作ったのは確かにスペシャルマシーンかもしれませんが、実際にはそれを真似て作った単なる「模型」というだけのこと。 なんのパフォーマンスも持ち合わせていないのがちょっと悲しいです。
でも少しでもスペシャルに見えるようこれからも頑張ります!


>とむさん おはようございます。
ヌメッ感がいいですよね。 この世界に入った時から一度はこういうのやってみたかったんですよね。 少し夢かないました。
ジロ、観ましたか。 最悪の話ってのは… クラッシュでひとりの選手が亡くなってしまったんです。 走りモノにはつき物とはいえ、ショッキングな出来事でした。 チームメイトは翌日から全員棄権(弔意をもって)となりました。 ツールでも十数年前に同じようなアクシデントがありましたが、山岳の下りで時速100kmで落ちれば… 怖いスポーツでもあります。
 
>まるおさん おはようございます。
いつもありがとうございます。
スポーツカーがスポーツカーらしく見えた時代の一台… 素敵ですよね。
こういう仕事やってても一台一台手掛けることが、クルマそのものの勉強になります。 何も知らないシロウトみたいな私が、偉そうにこういうの作っちゃうんですから…ある意味、度胸ありますよね^^;
 
完成おめでとうございます+お疲れ様でした。あのキットがこうなるなんて、すげえです。つぎはフィギュアもお願いします。

フィギュアといえばどーでもいいですが、レディーガガは「日本のアニメにインスパイアされて」緑色の髪に虎縞の服を着ていたそうですが、それって、ラムちゃん?そういえば「だっちゃ」は仙台の言葉らしいし、復興支援もかねてでしょうか。まったくどうでもいい話ですが。(車関係ないし)
完成 
こんにちは。とうとう完成ですね。素晴らしい出来栄えで

現物を拝見したいくらいです。

幕張メッセであるワンダーフェスティバル(ガレージキットの展示販売)で見ると

画像と現物は違いますから。現物を見ると作りこみ等素晴らしいです。

特に塗装の輝きが勉強になります。今年もワンフェス行く予定です。
 
>ug12さん こんばんは。
どもどもありがとうございます。 子供の頃、兵隊さんのフィギュアやったことあるんですがそりゃもう酷いもんでしてお顔に肌色塗って服カーキで塗るだけの情けなさ。 今どきのエキスパートは表情豊か過ぎてちょっとキモいくらい。 でも最近になって外国製高級メタルフィギュアに魅力感じて、そのうちやったろか思ってます。 ついでにレディ・ガガのフィギュア出た日にゃ絶対グリーンで染めてやりたいです。 ただ一言いいたいのは緑は吉本新喜劇のアスパラ兄ちゃんで食傷気味。 もっと悪いのは、まぶたの上に目玉描いてる時あるでしょ。 あれセンス悪過ぎ! シロートの落書きじゃないんだからもちとリアルに眉毛なんか描けばかなりイケてる思うんですがね。
あ、いけねぇ!こういう話題に食い付き過ぎでした^^;
最後にもうひとつ。 ラムちゃんのダッチャは地方の方言だなとは思ってましたが… こういうのテレビで観てて地元の人どう思ったでしょうかね。
長くなり過ぎました。御免^^;



>ryou904さん こんばんは。
ご評価ありがとうございます。
こんな仕事してる割には、クルマのことも模型のこともシロート同然。 それらに関するイベントは殆ど出掛けた事も無いんです。
こんなことじゃイケナイのは良く分かってるんですが、気が多いというかおっちょこちょいといいますか… ダメなヤツですね^^;
写真と実物の違いはおっしゃるとおり。 私も色々な人の作品を直接拝見したいなという気持ちは満々なんですがね。
いつか私のをご覧に入れられるチャンスがあれば当方としてもうれしいですよね。
 
完成ですね。
おめでとうございます。
模型ではフェラーリは一つのジャンルであり、別格ですね。
いつもながらため息がでる出来です。

走りもの、興味深く読ませていただきました。
ヨーロッパ発の文化にひかれます。
自転車も、車も。
 
>YASUさん おはようございます。
このジャンルのミニカーってなぜか高級感ありますよね(自分で言うのもナンですけど^^;) これからもたまにはこういうの作りながら勉強したいです。
走りモノ文化は面白いですね。 人間って走るの好きですよね。 しかも速く。
私はもう少し速く作りたい… なんちゃって^^;

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エヌエフ

Author:エヌエフ
クルマやモータースポーツにはまるで弱いのに、マニア向けのミニチュアカー作りを生業とする、チョッと変わった人生を送っています。
なぜか自転車好きでこちらの方面では、今でも熱く語ります。

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