Archive RSS Login

エヌエフ43製作室  2017 アンクワイヤーブル

1/43カーモデル製作人のひとり言

 
Category: 自転車競技  

堕落か それとも進化か

IMG_9644-001.jpg
photo : CYCLINGTIPS

このブログで自転車の話題を取り上げるのは珍しい事。
と言うか、ものすごく久々のことです。

上の写真の自転車、みなさんはどう見えますか。
まあ今どきのカーボン製のロード競技車ですよね。

ところがこれには大きな仕掛けが組み込まれているのです。
「隠しモーター」 つまりママチャリで一般的に知られている電動アシスト装置です。

昨日、これに関するニュースを耳にして、まさに腰が抜ける思いでした。
自転車好きとして、「自転車競技の歴史はドーピングの歴史」 そんなことは百も承知です。

「機材ドーピング」? ついに来たか、この時が。
もう30年近く前のことでしょうか、世に「ヤマハ・パス」なる電動アシスト自転車が登場したのは。

これからしばらくして「ケイリンパス」と言う自転車が出たのを
みなさんはご存知でしたでしょうか。

このマシンは、それそのものを使って競走するための物ではありません。
ケイリン競技の先頭誘導用として開発されたものでした。

当時発表されたスペックには
「特別な訓練することなく時速60km以上を出すことができる」 というもの。

個人的な当時の感想は「なるほどね」って感じでした。
まあこういうのもアリかなと言う感じ。 特定用途だし。

しかし、その後に進化を遂げて、まさか世界最高峰の自転車レースで使われるとは。
(ヤマハのパスはこの度の報道とは無関係です)

自らも、若い時分は自転車競技経験者の端くれです。その立場から言いましょう!
「もはや自転車競技はモータースポーツと化した」

ああ、なんと嘆かわしい事でしょう。
リアルスポーツとしての誇りはどこへ行ってしまったのでしょう。

でも実をいうと、とても興味深い事でもあるのです。
それは、自転車をメカニズムとしてとらえた場合です。


kurbel_mit_motor_gradient_gro-001.jpg
photo : CYCLINGTIPS

フレームを構成するシートチューブ(縦パイプ)下部に仕込まれた小型モーターユニット。
これでギヤクランクを駆動する。しかも出力はライダーのハートレートなどと連動。

何というハイメカ。 なんと素晴らしいインチキ(じゃなくて)^^;
自転車はついに真の自転車となった。

だって、自転車そのものが自分で回転する車なんだから。
でもカンパやシマノが関わってなくて良かった。

そうなったら自転車ファンを辞めなければならない。
でも「(隠し)モーターファン」なんてイヤだ! ^^

スポンサーサイト


Category: 自転車競技  

サセコマンセ!

メッダームメドモワゼルゼメッスュー   ボンジュー!!

ツールドフランス2015が始まっています

しかし 最近の選手全然知らんし



Category: 自転車競技  

再燃

pic219734266_600.jpg
Photo:Cyclingnews

ヴエルタ・ア・エスパーニャ(以下ベルタ)という自転車レースをご存知だろうか。 日本では殆ど馴染みのないこのレースは、ツールドフランスやジロデイタリヤと並ぶ、いわゆる3大ツールと呼ばれるメジャーレースである。

8月3日にスタートして今日9月11日がゴール。 総距離3,300km超、多くの山岳コースを含む長丁場である。これを見れば3大ツールと数えられる由縁が解ろうというもの。 実は今年、このレースに一人の日本人選手が出場している。 土井 雪広その人である。

数年前からツールやジロへの日本人選手エントリーは珍しく無くなりつつあるが、私の知る限りこのベルタへの日本人選手のエントリーは今回の彼が初めてではないだろうか。 今年のツール&ジロでは残念ながら日本人のエントリーが無かったので、今回のベルタでの土井選手には密かに注目していた。

残念ながら派手な活躍は無いが、それでもこの過酷なステージレースを最終日前日の段階でもリタイヤすることなく頑張っている。 総合順位は昨日現在で150位(ここまでの完走者164名)である。 もうこれは個人的には充分な結果。 こういうニュースを見るたびに、少なくとももう15年ほど前にこういう選手が出て来ていたら、自分自身もっと燃え上がっただろうに。

なんだか再びエヌエフの自転車熱が再燃しそうな予感… となるかな? ^^


Category: 自転車競技  

やめられません



少々情報は古いけど 別府がやってくれた

伝統のクラシックレース 『パリ・ルーべ』を 何と71位で完走

197人のエントリーで 完走は108人

世界一過酷なワンデーレースである

多くの強豪が崩れ落ちてゆく中

これまた素晴らしい快挙

これこそ日本人ロードレーサー活躍の 本当の夜明けかも

これだから自転車を忘れられない


Category: 自転車競技  

意外な関係

PB170262.jpg

競走するための道具として思い浮かぶのは、当然のことながら自動車(?)。 このブログをご覧になって頂いている方の多くはそうお答えになるに違いない。 しかし他にも色々な物があるのでは… と、ちょっと考えれば…。 舟、馬、自転車、それにオートバイ… あ、これはギャンブル種目ばかりだった。 もちろんこれをすべてギャンブルというジャンルに当て嵌めるのはいささか早計であるとも言える。 つまり日本的な考えだということ。 今回はこの日本的ギャンブルスポーツの話をするつもりはないので悪しからず。
少し話を戻して、もう少し競走用の道具を見てみると、陸上競技ならシューズ&スパイク、競泳なら水着(近年、この性能の違いで記録が大きく左右されるという見地からすれば、れっきとした「マシン」であると言える)。 さらにリアルスポーツとしての舟艇競技なら、舟そのものは元よりそれを進める為の艪(パドル)も重要な道具であろう。 それから、ドッグレースの犬、かぶと虫競走ならかぶと虫… みな大切な競争用道具である。

PB200561.jpg

私がわざわざこんな話題を持ち出すという事の理由は… もうお分かりかも知れないが、自転車という競走用マシンについて考えてみたいからに他ならない。 でもただ単に自転車というのではなく、クルマと自転車のちょっと不思議な関係について考えて見ることにする。
私は個人的趣味としてプジョーが好きである。 ラリーでの活躍は多くの方々が知るところだと思う。 私もそんな理由でプジョーというクルマに惹かれたのは紛れもない事実である。 しかしもう少しその原点に経ち帰ると「自転車のプジョー」の影響であった。 私が競技用自転車(特にロードレーサー)というものに初めて出会った1975年当時、欧州の自転車競技界で隆盛を誇っていたチーム・プジョーはスマートで強い… そんな印象で私の自転車心を魅了するに充分だった。 しかし残念な事にそのあたりをピークに自転車としてのプジョーは衰退の途をたどる事となる。

PB170284.jpg

自転車の名門、チーム・プジョー(純粋な)が実質的に消え去った後、 自転車マニアとして落胆するその状況を挽回してくれるに充分だったのが、ラリーで活躍するプジョーである。 つまりクルマとしてのプジョーの存在だった。 1980年代半ばの205T16は、その活躍度数と、なぜか肉食系でありながらエレガンスな雰囲気も漂う。 そんなメリハリの効いた魅力で、私をKOするに充分な存在となった。 その時、日本ではバブルに沸き、異常ともいえる空前(絶後?)の好景気。 普通のサラリーマンが300万のクルマをキャッシュで買える時代だった。 そんな異常景気に釣られて私もプジョーという憧れのクルマを手に入れてしまったのである。 でもこれは自分自身がやっぱり自転車マニアだったという事が大きな後押しになったということは間違いないことだったと回想する。

PB200559.jpg

「コルナゴ」という名前をご存知だろうか。 自転車ファンなら知らない人はいない、超有名な競技用自転車のイタリアンブランドである。 数々のイタリア名門チーム(もちろん他の国のチームにも供給しているが)が駆ったマシンとして、永遠の垂涎モデルである“C40”(チ・クワラーンタ)は、フルカーボンでビルディングされたロードレース界のF1マシンとして、歴史に残る名モデルである。 実はこの開発に大きく係わったのが、云わずと知れたフェラーリだったのである。 自転車におけるカーボン素材の導入は私の記憶違いで無ければ、確かフランスのビチュー社が日本の東レ製カーボンで自転車フレーム用チューブを開発し、晩年のプジョーへの供給マシンとしてレースでの実用フレームとしては最初のリリースだったと思う。 しかしこの段階でのカーボンフレームはまだまだ完璧な物とは言えず、高い剛性が必要とされる競技用フレームとしては未完成であったようだ。 そんな中で、コルナゴはフェラーリの協力を得て着実に完璧な競技用マシンを目指して開発に力を注いでいたのだ。

PB170254.jpg

コルナゴC40がリリースされる少し以前に、仏ルック社が最強のカーボンフレーム“KG96”をリリースしたのは、当時大変な話題を呼んだが(実は私もこれに乗っていた時期がある)、これも前出の東レ製カーボンチューブの進化系だっただけのはずであり、今思えばそれほど大きなインパクトは無かったと言えるかもしれない。 しかしこの直後に、満を持して登場したコルナゴC40は、変形断面の太径チューブを採用し、カーボンコンポジットモノコック方式には及ばずとも、当時の最強マシンとなっていたに違いない。 これの開発の素となったのがフェラーリであるということを聞けば、「走る道具」としての根本理念の共通性を感じざるを得ないのではないだろうか。
余談ではあるが、私が現役(?)時代に乗っていたのが、前出の仏ルック製KG96。 そして自転車仲間のある親友は、それに対抗すべく、大枚45万で即コルナゴC40を購入。 よく二人揃って練習に出ていたが、いくらより高額なフレームに跨っていようとも、しょせん自転車のエンジンは人間の脚。 C40が必ず速いとは限らないところが可笑しくも悲しいのである(笑)。

PB200501.jpg

さて、伊と仏の比較はここまでとして、ロータスにおける自転車との係わりを紐解いてみよう。 
“アワーレコード”… これも自転車マニアならすぐに解かる言葉だろうが、一般的には殆んど知られていない、自転車競技種目の一つである。 その名が表わすとおり、一時間の間に競技用トラックを何km走る事が出来るかを計測するものである。 この競技の特殊性は、まず挑戦する事自体が大変な事として、機材などの準備とメンタルな面における心構え、もちろん身体的かつ頭脳的なトレーニングが必要となり、ある種、神格化された競技種目といえる。 逆に言えばこの種目で記録を塗り替えるという事は、偉大な記録更新の事実として永遠に語り継がれる物であるともいえる。

PB170273.jpg

前置きが長くなったが、ロータスはこの競技のためのマシンを開発した事で有名(自転車マニアの間では)である。  1996年、英国のクリス・ボードマンは、このアワーレコード記録保持者となり、その時駆ったマシンがロータス製であった。 モーターファンの方々は“ロータス108”というマシンをご存知だろうか。 かなりコアなロータスマニア以外の方は「どんな形だったっけ」などと、すぐに思い出せないかも知れない。 それもそのはず、この108こそがボードマンが駆ったアワーレコード用自転車の型式なのである。 ロータスのマシンには全て通し番号の型式名が付けられているそうだが、自転車にまでそれが一環して与えられているとは驚きである。 でも考えてみれば、これこそが欧州人的な考えで、連綿と続く「走りもの」に対する情熱の現われと言えるのかもしれない。

PB170464.jpg

因みにこの時の記録は56.375kmだったのだが、のちにUCI(国際自転車競技連盟)によるレギュレーション変更に伴い、トラディショナルタイプのマシン(カーボンコンポジットフレームや、ライダーのフォームを含めて空気抵抗軽減フォルムでない自転車)のみしか認定されないことになり、せっかくのロータスとボードマンによる大記録は幻となってしまった。 しかし見方を変えれば、ロータスの自転車に対する飛び抜けた技術(着眼点)が、UCIを動かさざるを得ないという、自転車競技界の一大センセーションを巻き起こすに至った訳である。(ちなみにこの記録はそれ以降呼び方を変え“ベストヒューマンエフォート”として残されている)

PB170423.jpg

これらのエピソードは、私のような自動車模型作りをしていながら、一方で強烈な自転車マニアとしての側面を持つ者として、大変興味深く楽しい話題である。 自転車バカとして、こんな話を延々と語り出すと、もうどこまで行っても止まらなくなるのでこのあたりで終わりとする。 今回はダラダラとした長文にお付き合いいただいたことに感謝する。





04-2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

03   05

プロフィール

エヌエフ

Author:エヌエフ
クルマやモータースポーツにはまるで弱いのに、マニア向けのミニチュアカー作りを生業とする、チョッと変わった人生を送っています。
なぜか自転車好きでこちらの方面では、今でも熱く語ります。

FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QRコード